事務局 活動報告

 「いちかわ環境フェア」参加

  
 2025年6月7日(土)「いちかわ環境フェア」に参加しました。
 市川市主催の環境情報提供や知識の普及、環境学習のきっかけづくりなどを目的とし、約20団体が参加しているイベントです。


 COFIは釣りインストラクター3名(金原さん、古鍛治さん、土井広美)と学生ボランティア2名、一般ボランティア1名で子供向けのブルブルフィッシング、環境関連パンフレット配布などを中心に、釣りの楽しさ・環境保全の重要性をPRしました。

  
 ブルブルと暴れる魚(おもちゃ)を釣りあげた子供たちは目を輝かせて喜んでいました。ブルブルフィッシング参加人数は175名(家族含め約400名)でした。
 
  C・O・F・I土井広美

 

 「館山港耐震岸壁周辺・海岸清掃活動(2025年6月8日実施)

    2025年6月8日(日)に「NPOたてやまビーチクリーンボランティアネットワーク」・「株式会社アソビヨンド(まるへい遊び隊)」と共催する形で「千葉県釣りインストラクター連絡機構」の名入のノボリを立て、館山港耐震岸壁周辺にて海岸清掃活動を実施いたしました。午前(9:30〜約2時間)と午後(16:00〜約1時間)の2部構成で、計8名のボランティアが参加しました。
 今回の清掃では、主に空き缶・ビン・ペットボトル・弁当容器・ビニール袋・放置されたレジャー用品などのゴミを回収しました。また、釣り人によって放置された釣り糸や釣り針が陸の草木に絡んでいる箇所についても、丁寧に取り除く保全活動を併せて実施しました。
 なお、ゴールデンウィーク直後にも同エリアで清掃を実施しているため、全体的なゴミの量は過度に多くはなかったものの、45リットル袋で可燃物×9袋、不燃物×7袋を回収しました。特に、草木が生い茂る場所に投げ込まれたゴミが目立ち、今後の課題として、定期的な草刈りなど視認性の改善が望まれます。ゴミを「見えないところへ捨てる」心理を抑止するためにも、見通しのよい港の環境整備が求められます。

 

 現在、館山港では泳がせ釣りに適したサイズの小サバが連日釣れており、週末にはファミリーフィッシングで多くの来訪者が訪れ、にぎわいを見せています。「釣り文化振興モデル港」(国土交通省指定)としても、非常に喜ばしい光景です。
 しかし「釣り文化振興モデル港」は単に自由に釣りを楽しめる場を意味するものではありません。地域経済への貢献はもちろん重要ですが、それ以上に「釣りのルールとマナーを守り、正しく釣り場を利用してもらう」という本来の目的が根底にあります。
 私自身、館山を拠点に活動する釣りインストラクターとして、こうした清掃活動や啓発活動を通じて、釣りの楽しさとともに、環境への配慮やマナーの大切さを伝えてまいります。釣り場を美しく保つことで、より多くの人々が気持ちよく釣りを楽しみ、持続可能な釣り文化が地域に根付くことを目指しています。
 この夏も多くの方々が館山を訪れ、釣りの魅力にふれることと思います。全力でその楽しみを支え、同時に釣り場環境の保全にも力を注いでまいります。

C.O.F.I 平怐iベッキー・ヒラツカ)

 

 「館山港2号防波堤釣り調査2025 in 春」実施報告

    【概要】
2025年6月5日(木)、館山港UMIプロジェクト検討会(みなとアメニティーWG)主催のもと「館山港2号防波堤釣り調査2025 in 春(試し釣り調査)」が実施されました。
 本調査は、館山港(千葉県館山市)が関東地方で初となる国土交通省指定の「釣り文化振興モデル港」に選定されたことを受けて行われたもので、現在閉鎖中の館山港2号防波堤(通称:自衛隊堤防)を釣り場として再開放できる可能性を探ることを目的としています。
調査では、釣果はもちろんのこと、安全性の確認やレジャー利用におけるマナー・モラルの課題を検証し、港の利活用による地域振興への寄与を見据えた基礎資料の収集を行いました。

【制度および組織構成についての補足】
「釣り文化振興モデル港」は、港湾を観光資源として活用し、釣り施設や既存の防波堤等の利活用を通じて地域の活性化を図ることを目的とした、国土交通省によるモデル事業です。
 この取り組みに基づき「館山港UMIプロジェクト検討会(みなとアメニティーWG)」が設置されており、以下の機関・団体により構成されており、当検討会にて、館山港内の指定エリアを対象に、釣り環境の整備や港湾空間の利活用に向けた具体的な検討を進めています。


 

[組織構成内訳]
国土交通省(関東地方整備局)・千葉県・館山市・館山漁業協同組合・NPOたてやま海辺の鑑定団・ブルーブルー株式会社・公益財団法人日本釣振興会

【背景と課題】
館山港2号防波堤は、かつて魚影の濃さで多くの釣り人を魅了し、地域内でも有数の人気釣り場でしたが、新型コロナウイルスの影響を受けて閉鎖。その後、釣り人によるマナー・モラルの問題(ゴミの放置、違法駐車、防波堤上での火気使用、遠投による漁業用設備への接触(絡まった仕掛けの放置)など)が再開放の障壁となり、2025 年6月現在も立ち入りが禁止されています。
 こうした問題は、漁業関係者への業務支障や地域住民とのトラブルの要因ともなり「一部の心ない釣り人の行為」が地域との信頼関係を損ねていることが大きな課題です。
    また、館山港2号防波堤へアクセスするには、途中で自衛隊が管理する敷地を通過する必要があります。
 かつては通行が許可されていましたが、現在は防犯上の観点から、自衛隊側として通行許可を出すことが困難であるという実情があります。
 複合的な要因が絡む中、釣り場としての再開放を目指し、関係機関と連携しながら課題解決に向けた検討を進めているところです。

【調査の実施内容】
当日は「館山港UMIプロジェクト検討会」の関係者および呼び掛けによる約30名の調査者(釣り人)が参加。
   8:30〜11:30の約3時間にわたり、防波堤上で実釣を行いました。
 当日は天候に恵まれ、初夏を思わせる気温の中、シロギス、ハゼ、カサゴ、ベラ、メジナ、クロダイなど多様な魚種が釣れ、開始直後には70cm超のシーバスも上がるなど、魚影の濃さとポテンシャルの高さを再確認する結果となりました。
 釣行調査後に、当日の振り返り、周辺の海岸清掃を参加者で行い解散となりました。


   

【所感と課題】
長期間閉鎖されていたことで魚が根付き、釣り場としての魅力は健在でしたが、防波堤の一部では側壁や路面の損傷が見られ、また救命設備(浮環やはしご等)が設置されていないなど、安全面での課題があります。
 再開放には一定の補修工事と安全対策が必要であり、財源の確保が鍵となります。
 クラウドファンディングなどを活用し、市民や釣り愛好者からの支援を募ることも一つの選択肢ではありますが、必要となる改修費用の規模を考えると、国や県による公的予算の確保、あるいは大口スポンサーの協力を得ることが不可欠といえるでしょう。

【今後への提言】
釣りというレジャーが地域経済にもたらす効果は大きく、館山のような海洋資源に恵まれた地域においては重要な観光資源でもあります。
 特に館山港2号防波堤のような好条件の釣り場が再開放されれば、関東一円からの集客が見込まれ、地域活性化に寄与することは明白です。
 しかしながら、釣り人によるマナーやモラルの欠如が原因で釣り場が減少している現状を考えると、開放には釣り人側の意識改革と信頼回復が必須です。
 関係者・地域住民・釣り人が「Win-Win」の関係を築くためには、啓発活動・利用ルールの周知・現場でのマナー指導を積極的に行っていく仕組みづくりが欠かせません。
 私自身、館山を拠点に活動する釣りインストラクターとして、今後も釣りにおけるルール遵守の重要性やマナーの啓発に努め、釣り文化の健全な発展と釣り場環境の回復に貢献してまいります。
 地域と釣り人の双方にとって、持続可能で明るい未来が拓かれていくことを心より願っております。

C.O.F.I 平怐iベッキー・ヒラツカ)

 定例総会開催 報告

    4月6日千葉市民会館会議室で定例総会が開催されました。
会員数63名、出席18名、38名より委任状を頂きました。
議題として第1号議案役員人事、第2号議案年間活動について、第3号議案会計報告及び監査、第4号議案ウエアー及び入会書の改訂、第5号議案会報のあり方、その他年間会費は変更なしといずれも原案通り可決されました。
 

そして本年より鎌田操さんが新たに入会されました。
17:00からは恒例の懇親会も開催され柴田さんより乾杯のご挨拶を頂き、皆様やはり釣りのお話等で盛り上がったのではないでしょうか!
   

最後は金原さんより締めのご挨拶を頂きありがとうございました。又本年も多くのイベントが開催されますので皆様ご協力の程宜しくお願い致します

 


 COFI 千葉雅人


昨年の活動状況